お正月からの寝込み風邪の延長で
Raspberry PI でRTL_TCPをやってみました。
まずは、Takahashiさんの改良版でやってみました。
Computer Radio RF Tech(Tomohiro Takahashi – San)
http://ttrftech.tumblr.com/post/37834957647/raspberry-pi-remote-rtl2832u-sdr-server-and-rtl-tcp
LAN上でのアクセスについては全くと言って良いほどバッチリ動作しました。
ところがルータを通してWANからのアクセスをすると終了時(まれに)にRTL_TCPのコンソールに「ll.1・・・・2・・・・3・・・・」が何行も表示され500を超えたあたりで「Killed」の表示が出て終了したり「黙り」をおこしたりで訳解らない状態でした。
なぜ?WANからだとおかしくなるのかかなり悩みました。
JH5AKH黒田さんの所ではならない?という感じでわけわかりませんでした。
何日か色々やってみましたが何が悪いのかさっぱりわかりませんでした。
また、LAN上でかりにルータを通すと実験もしましたがまったくLANと同じ動作でした。
ルータを通すと言うことが問題では無いということのようです。
なんにちかたって、git://git.osmocom.org/rtl-sdr.gitでビルドしかえてみました。
git://git.osmocom.org/rtl-sdr.git版でもTAKAHASHIさんの情報が届いたのかLANからのアクセスでは終了時にエラーが起きることはありませんでした。
気のせいかもしれませんが「プレイ」「ストップ」を繰り返した場合の反応(RTL_TCPのコンソール)が良いように感じました。
問題はWANからのアクセスですが少し良くなったような気はするのですがといいますか?
コンソールに「ll.1・・」が表示されていない状態では何をしても暴走はしなくなりました。
しかし、コンソールに「ll.1・・」が表示されている状態で数値が10より大きい状態ではかなりの確率で暴走状態になるようです。
さて?
コンソールに「ll.1・・」が表示されるときは何が起きているのでしょう?
ソースも何も読んでいないのでよくわからないのですがWANなりLANの伝送帯域がRTL_TCPが要求する伝送量が満たされていないと表示されるように気がします。
未送信バッファの量か何かでしょうか??
ということでWANを使うと帯域が狭くなるので動作がおかしくなると言う結果だったようです。
バージョンやリビジョンでいろいろ動作は変わるのですが結局は帯域のようです。
下記は僕がビルドに使ったスクリプトです。
org-inst-rtl-sdr と言う名前で保存して
ラズベリーパイのシェルコマンドで
bash ./org-inst-rtl-sdr
でダウンロード・ビルド・インストールが自動的に実行され
RTL_SDR一式が使えるようになります。
—
# e.g build command
# bash ./org-inst-rtl-sdr
# Thanks Tomohiro Takahashi – San / JH5AKH Jun-ichi Kuroda – San
# autoconfig,libtool,git tool install
sudo apt-get install autoconf libtool
sudo apt-get install git
# libusb build install
wget http://downloads.sourceforge.net/project/libusb/libusb-1.0/libusb-1.0.9/libusb-1.0.9.tar.bz2
tar xvfj libusb-1.0.9.tar.bz2
cd libusb-1.0.9
./configure
make
sudo make install
cd ..
# rtl-sdr
# osmocom.org/rtl-sdr ORGNAL build install
git clone git://git.osmocom.org/rtl-sdr.git
cd rtl-sdr
autoreconf -i
./configure
make
sudo make install
sudo make install-udev-rules
sudo ldconfig
#rtl_test
#
#rtl_tcp -a 0.0.0.0
—
RTL-RDR
http://sdr.osmocom.org/trac/wiki/rtl-sdr
田村文史郎 / JA5FNX