悲しきJA9BOH(まえがわ)さんが亡くなられたので思い出を少し書きます。

 BOHさんとは1970年僕が開局したときから七メガを中心に色々な周波数でQSOしていただきました。

 また、流星散乱通信を出発点とした衛星通信・・・月面反射通信への道を教えていただきました。

電話魔
 BOHさんの所へは何かあるたびに電話をよくしていました。何かわからないテーマにぶつかると資料を送っていただきました。無線をしすぎてXさんとトラブルがあったという話も出た記憶があります。BOHさんが高専教授時代は毎日のように午後の空いた時間に電話でよくラグチューをしました。そこで教えられたこと怒られたことはっぱかけられたこといっぱいありました。

流星散乱通信
 五十メガで流星散乱通信を志すころ流星散乱通信の資料を沢山送っていただきました。たしか、AUXさんとかの交信例が書いてあった記憶があります。その後、JA1LZKえびちゃんとのQSOを皮切りにKG6DXとの実験はワンウエイに終わりましたが色々な実験を行いました。その経験を元に2メーターの実験に移りました。JH0ISWさん等の大きいアンテナ同士の実験はあまりうまくいきませんでしたが5エレシングル等の小さいアンテナでの実験はAJD等の良い結果が得られました。

NF3dB
 2メーターのグランドウエーブや衛星に燃えていたころサンハンを聞いていたら3SK48や2SK85の話をしているOMを見つけました。48のアンプでアンテナの代わりに50オームのダミーを付けて3dBノイズが上がったらだいたいNF3dBだよと言う話を聞きつけました。それを話されていたのがJA9BOHまえがわさんとJA1VDVむねずかさんでした。ブレークするのも勇気がいりましたがブレークしてFNXの質問攻めが始まったのは言うまでもありません。今でも忘れません。EMEのトップランナーが話されていてドキドキワクワクのひと時でした。

一アマ
 碧南ミーティングの前の出来事ですから1990年最初ごろの話ですが僕がEMEに興味を持ったりリニアアンプの話を知ったらしく話すのでたまりかねてFNXさんは2アマよねと言うBOH流の叱咤激励いやイヤミをよく言われました。かなり何度も長期間言い続けられました。そして受けに行って受けてきました。結果は碧南ミーティング中に合格発表があって肩の荷が軽くなりました。でも、あのイヤミがないと受けなかったかもしれません。感謝しています。近年のBOHさんは資格の事を言わなくなられていました。

実験記録
 FNXさんは色々実験したりあれこれやっているが実験記録はあるのかねと言われました。恥ずかしながら書き物に残したものは何もありませんでした。残っていなければ何もやっていないのと同じとも言われました。少々悔しかったですが事実です。その時代からCQ誌のエディタをしたり実験記録を細かく書くという今のスタイルになりました。

個人輸入
 BOHさんは活発に海外との情報交換また物のやり取りをやっておられました。W1ZXさんからNFメータのAIL-75を買ったと聞いて僕も欲しいからW1ZXに頼んで買ってくれないかと言ったら自分で頼めと厳しいお言葉。EMEをやろうかと言うのにそんなことくらい出来ないのかともっと厳しいお言葉。それもそうだと納得してW1ZXとメールでのやり取りをして銀行から海外送金でお金を送りました。軍関連に勤めていたというW1ZXも2003年に66歳の若さで亡くなったのです。ちょうど僕が倒れて入院したときと同時期でした。その最初のW1ZXとのやり取りの経験は後の海外とのやり取りにずいぶん役に立ちました。

神のねじ回し使い
 うちは生まれた時から自動車修理工場だったもので5-6歳の時から工具一式とオートバイが遊び道具でした。分解して遊べということでした。と言うわけでねじ回しには慣れていた僕ですが、98年だったでしょうか?八幡浜市であったミニ JA5 EMEミーティングの時プリアンプのNFを測っていた時と言うかプリアンプをばらすときや調整するときのBOHさんのドライバー使いを見たときは感動しました。何とも素晴らしかったです。中々文章では言い表せませんがすばらしかったです。

コンテスト
 最初にBOHさんと出会ったのはコンテストではなかったでしょうか?またALL JA9コンテストではいつもQSOいただいていました。

YO Yagi Optimizer
アマチュアのアンテナ設計もパソコンでやる時代だと教えてくれたのもBOHさんだったと思う。K6STI produced YO (Yagi Optimizer) はPC/ATのDOSで動作させるソフトウェアで当時はPC/AT互換機を沢山持っていなくて98にエミュレータを入れて動かしていたような気がする。その少し前にW0RLIを98で動かすプロジェクトをJH5AKHとやっていたので98で動かす事自体には問題はなかったけど実際に使えるようになったのは何日もかかったような気がした。当分後にコプロセッサを入れて早くなったと喜んだ覚えがある。

https://eme.teyateya.com/photo/ja9boh/index.html

https://eme.teyateya.com/photo/ja9boh/measure/index.html

https://eme.teyateya.com/photo/coaxrly.html

https://eme.teyateya.com/photo/cq-hamradio-eme/index.html

https://eme.teyateya.com/photo/yawatahama/yawatahama1998-1.html

de JA5FNX / Bun / 田村文史郎

ClubhouseとRagchew

なんやかんやと言いつつ

 Clubhouseをワッチしている今日この頃です。

 Clubhouseをやっていると昔々の国内コンディションが良き時代の40mのラグチューを思い出すのですがよくよくやってみると似て非なるものなのかもしれないと思ってきました。

昔々の国内コンディションが良き時代の40mのラグチューって?

 70年代の事になるのですが昼下がりから夜中またまた朝にかけて七メガは大賑わいでした。

 いろんな意味で著名な方が出ている周波数のリスナー人数は千人を大きく超えると言われていました。

 雑談の事をラグチュー(Chew the Rag.Ragchew.)と言いますがある程度大勢でやる交信(QSO)をラウンドテーブルQSOと言います。

 円卓にみんなで座ってお話ししているという感じです。

 円卓順に、マイクを回すという表現でマイクを渡して順番に話していました。

 もっと大勢になると円卓順ではなくしゃべりたい人が自由に話すというやり方でやっていました。

 参加するのに許可等はなく挨拶だけで参加できさようならのあいさつで抜けるという感じでした。

 ほとんど実際に出会ってしゃべっているのと変わらなく話していました。

 それも、聞く、しゃべるが同時に出来ない半二重通信でやっていました。

Clubhouseとの比較

 ただ、ちょいClubhouseと違うのは大勢のリスナーが何人居ても全くしゃべりてにはわからないということです。

 このリスナーがClubhouseで言うAudienceなのです。

 当然数人から数十人のClubhouseで言うSpeakerで話をするのでリーダー的な人も出てきますがClubhouseで言うModeratorもいないしマウントを取りたい人もそういませんでした。

 Clubhouseで言うマイクを上げる下げるはAudienceにはマイクがなくおしゃべり出来ないのでAudienceにマイクを与えて壇上に出てきてもらって話してもらうことをマイクを上げると言いマイクを外すことを下げると言うようです。

 もちろん、いろいろな言い方があってどんどん変わっていっているようですが・・・・・。

 と言うことでClubhouseでマイクを持っているのはModeratorにAudienceから選ばれたSpeakerと言うことになります。

 Audienceには手を上げる機能があって手を挙げたのを見つけてもらったらSpeakerになることもできます。

Clubhouseだったら著名人と多く知り合える?

 と言っている人が多くいますがそれはとんでもない勘違いだと思います。

 知り合いになりたい人がいるRoomでバンバン手を挙げてまぐれ中のまぐれでAudienceから選ばれてSpeakerになれば知り合いになれなくもないですが僕の感覚では出来ません。

Clubhouseは何に使うと面白いのか?

 講演会として聞く

 業界の裏表が見え隠れする

 ラジオ代わりに聞く

 今まで知らなかった個性が見えてくる。

 そのためには興味のある人は全員フォローする、フォローしないとRoomが表示されません。

 自分でRoomを作って独演会をする。

 僕のはまだまだだけどプロフィールをまじめに書く。

田村文史郎/JA5FNX

色々やっているけど・・・・。

いつもブログを書くと久しぶりとか色々とかと言うタイトルになってしまう今日この頃です。

ROHMデジタルTR計算Ver.1

今さらデジトラでもあるまいがですがトランジスタにバイアス抵抗が付いただけと思いがちですが少々制約があるようです。

その制約らしきものをROHMデジタルTR計算を元にして早見表を作りました。

CQ 160-Meter Contest

ちょろっと出ました。

初日はWのコンディションが悪かったです。

Band QSOs Pts StP DXC Pt/Q
1.8 34 159 4 8 4.7
Total 34 159 4 8 4.7
Score: 1,908

二日目のWはまあまあ聞こえていましたが相変わらずのLIDなオペレーションでした。

とにかくノイズ凄いです。

色々と受信アンテナを考えていますが、このコロナ禍の中計画は二~三年ズレそうです。

大きいのはあげられないので改善は少ないかもしれません。

ノイズキャンセラーも考えていますがデジタルも良いですが中国・ロシアに負けないアナログを作りたいですが値段で大負けしそうです。

Clubhouse

VZBさんに頂いた招待状で始めることが出来ました。

ありがとうございました。

イロイロやっていますが感想としては昔々のローカルラグチューそのものです。

SNS自体アマチュア無線を彷彿させる物が多くありますが特にClubhouseの場合はYLさんを囲んでやった6m辺りのA3(AM)のラウンドQSOや40m SSBでの放課後時間そのもののような気がします、

ただ、ネット上ですのでClubhouseの規約プラスαしか制約はありませんのでマネタイズに夢中になっている人が多くいますね。

大多数なのかもしれません。

IT 芸能 音楽 放送 大学 関連に招待状をまいたようなので部分的に見るとみんなやっている状態になっていますがiPhoneのios13以上で最初は招待状は二枚だからそう極端には増えないと思います。

ただ、今まで縁のなかった人たちのリアルな話が聞けるのはとても新鮮です。

田村文史郎/JA5FNX