ログファイルの場所

もうすぐ、お正月らしい今日この頃です。

 元々ネットワークドライブのY:HAMLOGと言うフォルダの中にハムログのファイル一式を入れていました。

 今回

 複数パソコン複数地点でのログファイル管理
 https://以前のサイト/modules/weblog/details.php?blog_id=542

 を使う為にドロップボックスのHAMLOGと言うフォルダーに移動させました。

 具体的な場所は

 D:Usersja5fnxDocumentsMy Dropbox

 と言う場所になります。

 またデータを元に戻したりするのを考えるとデータの場所を変えたくはありません。

 そこで、データが何処にあっても Y:HAMLOG に仮想してやろうと言うことになりました。

 フォルダーをドライブに仮想するにはSUBSTと言うコマンドを使います。

 コマンドプロンプトから

 SUBST Y: “D:Usersja5fnxDocumentsMy Dropbox”

 (D:Usersja5fnxDocumentsMy DropboxはOSや使用者によって変わりますので書き換えて下さい。)

 と入力するとD:Usersja5fnxDocumentsMy DropboxがY:HAMLOGでもアクセスできるようになります。

subst-y.bat と言うファイル名で下記の内容二行を書き込みます。

@echo off
SUBST Y: “D:Usersja5fnxDocumentsMy Dropbox”

出来上がったファイルを保存して、ショートカットをスタートアップへ入れます。

 起動時のウインドウが気になるお方はプロパティを設定して下さい。

 以上の操作で起動時に自動的にY:HAMLOGが使用できます。

 ドロップボックスに入れるのはよいけど設定を変えないととお考えの貴方ぜひ使ってみて下さい。

JA5FNX/田村文史郎

JA6MWX森OMが亡くなられたようです。

40年近いおつきあいでした。

 とても、悲しいです。

 
Forwarded by Bunshiro Tamura
———————– Original Message ———————–
From: “nagaya kouhei”
To:
Date: Tue, 21 Dec 2010 15:24:32 +0900
Subject: [yama:34192] 訃報
—-

各局
 訃報です。 12月16日 別府市のJA6MWX 森 進也 さんが亡くなられました。

まだ69歳でした。先日亡くなられた同じく別府市のJA6KKTさんと同級生でした。
12月14日に森さんからメールを頂いた時は変化は感じられませんでしたので驚きです。
森さんは1200MHzの開拓時から大変アクティブで多くの記録も作られました。
ここ数年体調を壊され透析等をやられていましたが残念な事です。
大分のマイクロ愛好者にとっては今年は大きな痛手が続きました。
ここに謹んで哀悼の捧げます。
        JA6LXR   長屋公平

——————— Original Message Ends ——————–

貧乏なのよ!技術が無いのよ!RS-232C同時にイッパイ使い隊!

画像付はPDF版で!
https://bunshiro.love/uploads/bgnrs.pdf

「貧乏なのよ!技術が無いのよ!RS-232C同時にイッパイ使い隊!」

 シャックのパソコンをWindows 7 x64/x86に入れ替えたのを機会にパソコンとIC-7000とのインターフェース(繋ぎ)の処理やアプリケーションを見直しました。

オペレーティングシステムはWindows 7 64ビット/32ビットです。

と言うことで今回は
「貧乏なのよ!技術が無いのよ!RS-232C同時にイッパイ使い隊!」
プロジェクトに移ります。

 昨今では無線機とパソコンの間をUSBやRS-232Cで繋いで使用することが多くなりました。今回のプロジェクトで使っているのはIC-7000ですが眠りながらでも使えるようにと殆どの操作がパソコンで出来るようにUSB-RS-232Cで繋がっています。

 RS-232Cでリグコントロールが出来るようになっているアプリケーションは多くあります。僕が常時使っているアプリケーションだけでも

「RTCL/MMTTY/MMVARI/MMSSTV/MIXWIN/HAMLOG/HAM RADIO DELUXE / CQHpc /WSJT /WSPR/ Digital Sound CW/N1MM」

と言う豪華メンバーです。それはよいのですが・・・先ず、無線機本体のコントロールが出来ないと何も出来ないので1個目は取りあえずHAM RADIO DELUXEを起動します。

 2個目はHAM RADIO DELUXEのログも良いのだけど日本に住む健全なHAMなのでHAMLOGを起動します。

おっと!出ました。爆音とともに魔のRS-232Cエラー!
 (実際に出るのは既にオープンしているからオープンできません。かな?)

画像付はPDF版で!
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 と言う当然の結果ですね。当然の結果かも知れないけど折角リグコントロールの機能が有るのに2個目以降のアプリケーションからは使えないというのは何とも不合理。

 とは思いつつ半分あきらめていましたが画面が広くなって一杯アプリケーション立ち上げられるのに「なんでーーーー!」とあきらめられないと言うことでプロジェクト開始と言うことになりました。

RS-232C同時にイッパイ使い隊
!!!自由に同じポートを何個でも同時にオープンしたい!!!

 無い物は作ってしまえと言う意気込みで始めたプロジェクトですが仮想ポートを作って分配処理すればそんなに難しくは無いと思いましたが・・・・馬鹿な頭で作っても時間が掛かってしまってしようがないので先ずはググってみました。

頭の隅にちらっとあったJE9PEL/1さんのページ
 http://wakky.asablo.jp/blog/2010/02/14/4879202

ハムで色々やっているのはPELさんでしたが今回のプロジェクトとは応用の方向が違いましたが・・・・・・。
 あとはジャンパー線的な応用でGPSな人たちが結構探せましたが直結できる応用例は有りませんでした。
 ひょっとすると願いを叶えてくれるソフトかも?と言うことで実際に使って調べてみました。

 「仮想COMポート」ソフトもかなりあるのですが今回の目的に使えそうな物で
Windows 7 x64/x86で使えそうなものは
VIRTUAL SERIAL PORTS EMULATOR(VSPE)
http://www.eterlogic.com/Products.VSPE.html
しか有りませんでした。

x86モード(32ビット)用はフリーウェアでx64(64ビット)用は$24.95.の様です。
ダウンロード VSPE
http://www.eterlogic.com/downloads/SetupVSPE.zip
マニュアル VSPE
http://www.eterlogic.com/help/vspe/index.html

インストール: ZIPファイルを解凍しインストーラーを実行して通常の通りインストールします。実行: インストール後VSPEのアイコンをクリックして実行します。
設定: Create new deviceをクリックします。(左から5目のツールバーアイコン)
http://www.eterlogic.com/help/vspe/DeviceSplitterPage.html

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Device typeを「Splitter」に設定します。次へ(N)を押します。

Device propertiesの設定
Data source seial port
  実際に無線機を繋いでいるポート名を選択します。
 Virtual serial port
  使用するパソコンで使用していないポート名を選択します。
  (実際には使えないポート名)このポート名が実際に使用するポート名です。
 Read only 「オフ」
Redirect modem registers 「オフ」
Initial modem registers state
  RTS 「オン」 DTR 「オン」

画像付はPDF版で!
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[Settings]
 実際に無線機に設定しているスピード(ボーレート)・ビット・パリティ・ストップビットを設定します。

 以上の設定をFileで名前を付けて保存します。
 ここでは vepe-com3-com2.vspe と付けました。
 場所は c: です。

再起動時の自動実行
 VSPEのアイコンをコピーします。コピーしたアイコンに必要なコマンドライン引数を設定します。ここではコピーしたアイコンの名前を書き換えています。
VSPE-com3-com2に書き換えています。(書き換えなくてもかまいません)
 コピーしたアイコンのプロパティを表示しています。

画像付はPDF版で!
https://bunshiro.love/uploads/bgnrs.pdf

書き換えるのはリンク先(T)の項目だけです。
リンク先(T)の引数として(保存した場所とファイル名と-minimize)
c:vspe-com3-com2.vspe -minimize
ファイル名の終わりに追加します。(区切りは半角スペースが必要です。)
http://www.eterlogic.com/help/vspe/CommandLinePage.html

スタートアップへの登録
 先ほど書き換えたアイコンを全てのプログラムのスタートアップフォルダへマウスでドラッグして移動させてください。

 以上の操作により、自動的に起動時にVESPが起動されるようになりました。

出来た-!

 と言うことで

「貧乏なのよ!技術が無いのよ!RS-232C同時にイッパイ使い隊!」

目的達成しました。

 実際にアプリケーションで使用するポート名は「Virtual serial port」で設定したポート名を使用します。

 全てのアプリケーションで同じポート名を使用します。また、オープン・クローズ・リード・ライト等が同じポート名で同時使用している状態で使う事が出来ます。

 これで、いくらでも同時使用が出来るようになりました。最初に紹介したソフトウェアでは全く問題有りませんがVSPEでは実際のハードウェアが存在しない仮想ポートで動作しています。いくら設定しても動作しないアプリケーションも有ると思います。

 また、「貧乏なのよ!技術が無いのよ!RS-232C同時にイッパイ使い隊!」によって従来では考えられないリグコントロールの応用が可能になると思っています。

 自分で使ってみて言うのも変ですが今までとは全く違った運用スタイルになりました。

はっきり言って画期的です。

ぜひ皆様もやってみてください。

そして、感想をコメントやツイッターでツイートしてください。また、説明不足があると思いますので質問も大歓迎です。(僕もわからないことが多いですがね。)

JA5FNX/田村文史郎
http://twitter.com/JA5FNX

シャックのパソコンWindows 7 x86モード(32ビット)

画像付はPDF版で!
https://bunshiro.love/uploads/bgnrs.pdf

「貧乏なのよ!技術が無いのよ!IF塊!その一!」

PDF版はこちら!
https://bunshiro.love/uploads/bgnif01.pdf

シャックのパソコンをWindows 7 x64/x86に入れ替えたのを機会にパソコンとIC-7000とのインターフェース(繋ぎ)の処理やアプリケーションを見直しました。

オペレーティングシステムはWindows 7 64ビット/32ビットです。

見直したといってもそう変わった物では無いのですが気分的に「スッキリ!」しました。

USBケーブル一本と言う発想
 今までは無線機と人間、無線機とパソコンの間には沢山のケーブルがありました。

 USB-RS-232C変換・USBサウンド・RS-232C-CI-Ⅴ変換
 等のユニットを集めた物を一つの塊と考え「IF塊」と呼びます。

① 「IF塊」と無線機の間は出来るだけ短いケーブルで繋ぐ。
このケーブルの本数は多いですが短いので直接飛び込みはあまりないと考えます。よほど出来の悪い物で無ければここでのコア類でのEMI対策処理は必要ないかもしれません。

 本来ならばそれぞれのユニット内部にEMI対策を講じるべきですがユニット内部に対策を行うのは機構的に小さいですし技術的に困難かもしれません。

 パワーや無線機によっては背面コネクタのRF電位差によるユニット間のRF電流が気になりますので場合によってはユニットごとのEMI対策処理が必要になります。

 当局では各ユニットのケーブルをまとめて、簡単なEMI対策処理をしているだけです。

② 「IF塊」とパソコンまでの必要長のUSBケーブルで繋ぐ。
このケーブルへのコア類でのEMI対策処理は非常に重要です。パソコンと無線機の間に流れる高周波電流を出来るだけ少なくしたい物です。

③ 無線機には電源とアンテナと「IF塊」を通してUSBケーブル一本しか繋がない。
細々したケーブルを少なくする為、無線機のスピーカー出力・マイク入力・キー入力は使用せず、全てパソコン側のスピーカー・マイク・キーボードで操作するようにしたい。

 今回のプロジェクトで一番、難関だったのは③の「無線機のスピーカー出力・マイク入力・キー入力は使用せず、全てパソコン側のスピーカー・マイク・キーボード」でした。

スピーカー・マイクも一本だよ!
 パソコンのサウンドカードがあって、ハイファイステレオ用のサウンドカードがあって、無線機用のサウンドカードがあって、パソコン用のサウンドカードにはスピーカーとマイク、ハイファイステレオ用のサウンドカードにはハイハイ機材、無線機用のサウンドカードには無線機を繋いでRTTYやPSKとピーローピーロとやるわけですがその時、受信音はどこから聞こえていますか?また、パソコンにスピーカーもマイクも繋がっていますよね?そのスピーカーで受信して、そのマイクでCQコンテストをやりたいですよね。
また、エセ・ハイファイSSBのOT(オツム・テンテン)評価用にクリック一つでデッカイスピーカーから無線機の音が聞けるようにしたいじゃありませんかね~。

これって、「ステレオミックス機能」
 そうなのです。「スピーカー・マイクも一本だよ!」なんて言っているけど、良い「オーディオミキサー」があれば一発解決なのです。と言うことでちゃんとした「オーディオミキサー」の付いたサウンドカードか単体の「オーディオミキサー」買えばよいのですが・・・

 と考えながらネットサーフィンしていたら・・・

「貧乏なのよ!技術が無いのよ!」のピッタシの機能があった!

あたまにきたどっとこむ
 http://www.atamanikita.com/

水おいしいです^o^
http://vad.seesaa.net/

で勉強していたら

http://www.atamanikita.com/SC-7/windows7-D2.html

の『聴く』機能を見つけました。Windows 7の『聴く』機能とは「それぞれのサウンドカード」の出力を「それぞれのサウンドカード」の入力へ「ジャンパー線」を繋ぐことが出来る機能です。 
「スピーカー・マイクも一本だよ!」の設定

 無線機にはマイクもスピーカーも繋がず、パソコンに繋いだマイクとスピーカーをアマチュア無線運用時に使う設定する方法

Windows 7 x86/x64 の場合

受信・スピーカー
 無線機が繋がっているサウンドカードのライン入力の録音のプロパティの「聴く」の
  「このデバイスを聴く」にチェック
  「このデバイスを使用して再生する:」にスピーカーが繋がっているサウンドカード
   (通常は既定の再生デバイス)
   に設定

送信・マイク
 マイクが繋がっているサウンドカードのマイク入力の録音のプロパティの「聴く」の
  「このデバイスを聴く」にチェック
  「このデバイスを使用して再生する:」に無線機が繋がっているサウンドカード
に設定

 以上の設定で無線機側のサウンドカードへ入力された受信音がパソコンのスピーカーから出力されます。また、パソコンのマイクロフォンへ入力された音は無線機のサウンドカードから出力されます。

JA5FNX/田村文史郎