はじめに
先日、Yahooオークションで買ったUT-454.5F2TをGigaSt http://park7.wakwak.com/~gigast/ と言う簡易スペアナで測定してみました。
本来は75オーム・50オーム問題で入出力へインピーダンス変換やA.T.T.で反射を抑えないといけないのですが、まぁ、いいじゃろ!と言う事で無しでやっています。
TVアンテナやTVセットもインピーダンスはかなりいい加減ですので・・・・・
●そのままの特性
写真
まず、そのままの特性を取って見ました。なんとそのままでの十分430MHzのトラップに使える特性です。調整する必要は無い感じですが・・・・・
●フラットなトラップに調整
写真
各コイルを密着させるとこの様な特性になります。最大減衰量はそこそこですがピーキーでない特性の利点は周辺の影響を受けにくいと言う利点があります。
●ぴーきーなトラップ
写真
調整に苦労をする割にはたいした特性は得られません。コイルを密着一歩手前に調整し後はコンデンサの角度でヌル点の周波数を調整します。この様な調整点は入出力の結合やちょっとした外部の影響で結果が良く出たり悪く出たりで機械に騙されそうになりますので注意が必要です。
●終わりに
500円の割には良い買い物をした感じがしています。スペアナが無い場合には430MHzのアンテナと受信機の間にトラップを入れて430MHzの電波が受からなくなる様に調整するので大丈夫です。かなり、いい加減な状態でも20dBは減衰するようですからパワーを百分の一にすると留まる430MHzの基本波障害のTVIには効果があると思われます。10Wで大丈夫だったら1KWでOKと言う事です。1KWの免許欲しい、何で500Wなの?総務大臣様よろしくお願いいたします。
なお、チャンと写真も見てやろう読んでやろうと言う方は[url=https://bunshiro.love/uploads/UT-454.5F2T.pdf]PDF版[/url]をどうぞ!
八幡浜市 田村文史郎 ja5fnx@dokidoki.ne.jp