SDRアプリのローエッジの周波数特性とスペクトラムを測ってみました。

 SDRで遊んでいるとは言っても非常にチープなハードにフリーのSDRアプリと言った感じである意味アマチュアらしくある意味貧乏なSDRを楽しんでいますが「Ten dollars SDR Panadaptor」のプロジェクトをやっていて昔々のSWL時代を引きずるかのように80mと40mを聞いているうちに「なんか音がへんね」と思うようになりました。

 十年くらい前に大病をしてから高域が聞こえなくなってアナログTVの水平発振聞こえるか聞こえないかになったので耳の自信がなくなったせいで音音と言わなくなった今日この頃だったのですが音としては聞くに耐えないアプリもあるのでちょっと測定してみようと思いました。

 WaveGeneで作った周波数10kHz出力-10dBのステレオ左右に振り分けた(90度の位相差信号)IQ信号をVirtual Audio CableでSDRに入力してSDRの出力をVirtual Audio CableでWaveSpectraに入力して測定しました。

測定器

WaveGene 多機能 高精度 テスト信号発生ソフト
 http://efu.jp.net/soft/wg/wg.html

WaveSpectra 高速リアルタイム スペクトラムアナライザー
 http://efu.jp.net/soft/ws/ws.html

設定

サウンド設定
mme 48kHz 16bit ステレオ

FFT サンプルデータ数
65535

スペクトラム
横軸 リニア 0 to 3000 Hz

SDRアプリ
PowerSDR-IF Stage v1.19.3.5
HDSDR 2.70
SDRSHARP 1001304
モード LSB
フィルタ 上限 3kH 下限 設定なし 設定できるものは10Hz

1500HzにおいてSDRアプリの出力が-10dBになるようにSDRアプリの出力調整を設定しています。

アマチュア無線には300Hz~2700Hzが通過すれば良いと思っている方はまたのお越しを。

SDRアプリの設定と測定結果は画像を見てください。
画像の上に書いてあるのはアプリ名と測定周波数です。
マイナス表示は逆サイドバンドです。

wavegene_screen_10000Hz_iq_lr

hdsdr_screen_100Hz_spectra

hdsdr_output_100Hz_spectra

hdsdr_output_50Hz_spectra

sdrsharp_screen_100Hz_spectra

sdrsharp_output_100Hz_spectra

sdrsharp_output_50Hz_spectra

powersdr_screen_100Hz_spectra

powersdr_output_100Hz_spectra

powersdr_output_50Hz_spectra

powersdr_output_10Hz_spectra

powersdr_output_-10Hz_spectra

powersdr_output_-20Hz_spectra

powersdr_output_-30Hz_spectra

powersdr_output_-40Hz_spectra

powersdr_output_-50Hz_spectra

powersdr_output_-70Hz_spectra

powersdr_output_-80Hz_spectra

JA5FNX/田村文史郎

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