皆さんご無沙汰でございます。
如何お過ごしでしょうか?。
といつも同じ出だしで失礼しています。
本当はもっと早く書かないといけなかったのですがコントストでFNX-PANを実践利用実験するのが忙しくてサボっていました。
今回は
「
「additional offset per mode in Hz」はモードによってIF周波数がわずかにシフトするためそれらを補正する数値です。
」
「additional offset per mode in Hz」を説明したいと思います。
ic-7000_rf-front-end
「additional offset per mode in Hz」の本来の目的はトランシーバのモードを切り替えたときどのモードでもHD-SDRから出る復調された音と親トランシーバから出る復調された音の周波数すなわちそれぞれの受信周波数を同じに補正するものです。
上記のic-7000_rf-front-endの例ではLSBよりUSBを-3kHシフトさせていますがこの補正ですべてのモードでic-7000と精密に周波数同期させる事が出来ます。
また、本来の目的とは違いますがRTLでもファンキューブでもなのですがFrequency correction(ppm)等で受信周波数の補正を行いますが通常、受信周波数に対してのppm単位での補正ですので一ヘルツとか二ヘルツと言った補正は出来ません。
これはSSB受信機では致命傷的な問題なのですが・・・・・・。
この誤差を補うのがadditional offset per mode in Hzです。
この設定値を全体に一ヘルツシフトしてやれはすべてのモードで一ヘルツ受信周波数をシフトすることが出来ます。
RTLでもファンキューブでも周波数安定度は通常の水晶程度の安定度はありますからそうばかにせず正確に合わせてあげてください。
RTLの水晶も発振回路の定数間違いか?少しずれていますがFrequency correction(ppm)で一番近い値まで補正したあとadditional offset per mode in Hzで十ヘルツ一ヘルツ台を補正してください。
このFNX-PANの連載は今まで書かれていないところを重点的に書きましたので基本的な部分に付きましては省略しているところがあります。
わからないところはツイッター・フェイスブック・メールでどんどん聞いてください。
FNX-PANの連載は取りあえずおしまいです。
今ではFNX-PANがないと無線が出来ない体になっていますが30万円-40万円以下の無線機には負けていない使い勝手があると思います。
ぜひ、千円のRTLやFCDでびっくりする機械に変身しますので皆様お試しください。
田村文史郎/JA5FNX