April Fool’s Day

今日は4月1日
 エイプリルフールですね。
 ALCの記事を書いた後に気がついてこれはマズイかな?と思ってしまいました。
 でも、あれは本当の記事ですから・・・・

 ネット上でも色々四月バカの催しが行われているようですが・・・
 CQ誌、四月号にエイプリルフールはあったのでしょうか?

 今日読むと読めば読むほど全部の記事がエイプリルフールに見えてきます。

 先日、JH3ERQさんに
 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00008OJPO/250-9471461-9722621
 のDVDを見なさいと言う命令で送ってきていただきました。
 実は以前、JR4BRSさんも送ってきてくれました。
 一週間くらいお借りしていて送った覚えがあります。

 あのビデオには鉄人28号のリモコン少年は出て来ませんでしたでしょうか?

 皆様も四月バカの夜「月のひつじ」でもご覧下さい。

 素晴らしいHF-DXの世界が広がることでしょう。

 ではまた

ALCって

SSB送信機の
 Automatic Level Controlを略してALCと言います。

 一般的にはSSB送信機の(あくまでも一般的には)ALCメータが振ると急激に歪が増えるとされています。

 確かに真空管時代の送信機は終段にAB1級と言われる動作点を持つ増幅器を使っていてAB1級はグリッド電流が流れる直前までは歪が少なくグリッド電流が流れ出すと急激に歪が増える特性があります。

 直線性を確保したい場合AB1級増幅器はグリッド電流が流れない領域で使うのが前提とされています。

 真空管式送信機の場合はそのグリッド電流を利用しALC電圧を発生させ、その電圧を利得可変素子へ接続し利得を下げています。
(高周波整流型は別)

 グリッド電流=ALCメータですのでALCメータが少しでも振れればグリッド電流が流れ、急激に歪が増えていることを示しますが回路・構成その他、色々な条件により歪が増える度合いは変わります。

 さて、今の時代、真空管の送信機は珍しくなりました。

 FET・トランジスタ等の素子で増幅器を作った場合、真空管のAB1級増幅器のグリッド電流の様な指標がありません。

 真空管のAB1級増幅器の場合はグリッド電流が流れると歪が多くなるので流さないでくださいね。と言うのが指標なのですが

 一般的なソリッドステート式送信機の場合のALCはどうなっているのでしょう?

 ソリッドステート式の増幅器の場合はそのしるし指標がない為

 「ある所」と出力電力を比較し設定された「ある所」で出力を制限すると言う方法を使っています。
 (昔で言う高周波整流型です。)

  「ある所」とは、
   1.ある時間連続で電波を出しても石が壊れない出力
   2.ある時間連続で電波を出しても電源が壊れない出力
   3.ある時間連続で電波を出してもローパス等の部品が壊れない出力
   4.例えば三次歪がマイナスなんとかdBの時の出力

 超高級無線機は別でしょうけど(本当は知らない)
 一般的には1・2・3が重視され4は4の次位です。
 現実は4は軽視されている機械が多いようです。

 と言うことは
 普通のトランシーバはALCが振ると電波が汚くなるとも言えないしALCが振っていないから電波が綺麗とも言えないと言う事です。

 また、出来の悪い一般的なソリッドステート送信機はパワーをしぼっても真空管送信機のように素直に歪が少なくなりません。

 軽く使っても電波は弱くなるが電波が綺麗になる保障はありません。

 ここで間違ったらいけないのはALCが振ると言うのは振ると言っても10分の1とか10分の2位、振るという意味です。

 どのような機械でもバンバン振らせると色々な所が飽和して歪んで来ます。

 CW時やSSBでマイクゲインを一杯上げて「がなった」時の五分の1位がALCの通常時の振らせても良い量でしょうか?
 (飽和していないと言う目安)

 本当はALCが振り始めるマイク入力レベルとALCが飽和し始めるマイク入力レベルを計っておくともっと適正なレベル設定が出来ますが少し測定器が必要ですね。

 デジタルモードの場合特に
 定説の様にパワーを三分の1に下げてとかALCは絶対振らしたらだめと良く言われます。

 これは真空管時代の定説であると言うことを理解してください。
 SSBでも勿論同じです。

 綺麗な電波を出すことは勿論ですが、ある程度強力な電波を出すことも大切です。
 免許されたパワーを有効に使おうではありませんか?
 お空で定期的に複数の皆さんにレポートを頂く事も必要でしょう。
 それから、たまには自分の電波を聞いてみましょう。
 それは非常に大切なことです。

 de JA5FNX

コメント:Re: CQ誌は面白いか?

おはようございます。7J3AOZ@JH3YKV News Editorです。

>工学社もI/Oもまだありますよ。

実は私もI/Oはすでに廃刊になっていると思っていましたので(本屋さんで見かけなくなってますし)、少し驚きました(笑)

#昔は、ASCII、I/O、RAMはずっと買ってたんですけどねぇ。

コメント:Re: CQ誌は面白いか?

あれ?名前はどこに入れるんでしょか、ここ。

CQ誌は昔買ってました。

昔々ですが、I/Oっていう雑誌が、厚さ0.5cmくらいからあれよあれよという間に電話帳の厚さになって、その後廃刊になったのをふと思い出しました。

CQ誌がまだあるのは、それだけでもすごいかも。

コメント:IOUさんへRe: Olivia

IOUありがとう。
 MULTIPSK使っていますよ。
 でもあれは、画面がはでね。。
 若干疲れる。でもまだ、使い方がちゃんとはまかっていません。
 また教えてください。しかし、いっぱいあるなーー

de JA5FNX

CQ誌は面白いか?

AOZさんに
 コメントを頂いたので少し書いてみます。

 僕がCQ誌を毎月買うようになったのは1966年6月号からです。
 12歳でした。(確かトラ技も同じ頃で同じ様な流れです。)
 OMでもないYMでもない半端な経験の持ち主です。

 面白いから買うようになったのではなくて解らないから買うようになりました。
 それまでは子供の科学を読んでいましたがアマチュア無線の免許を取って運用するためにはCQ誌が理解出来る様にならないとダメだと思っていました。

 SWLは少し前からやっていましたのでお空で聞いた事のあるコールをCQ誌で見たり製作記事の筆者がお空で改良や自慢話を良くしていてとても親近感がありました。

 でも、中に書いてある技術的な内容はまったくと言って良い位わかりませんでした。

 何と無く不思議ですがそれらを何回も何回も読んで(まるでバカみたいに・・・バカですけど・・・・)簡単なことから真似をして作ったり壊したりしている内に普通のことは解る様になりました。

 以前も少し書きましたが少々前までは何月号のCQ誌の何ページにあの記事があると言っていました。
 それ位、繰り返し繰り返し読んだだけですね。バカみたいにね。

 免許を取ったのは1970年でした。狂ったように出ていました。

 これが僕とCQ誌の最初の出会いです。

 今は自分のお金で買う時と頂く時があるのですが、小さい時からの悪い癖で毎月CQ誌が来るのをまだかなーーと待つと言う習慣になっているようです。

 そこで、
 CQ誌は面白いから読んでいるの?
 その答えは いいえ です。
 お金を出して買う本がそう言う買い方ではいけないと言うのは解っているのですが・・・・・・・
 昔からずーーーーと、面白いからCQ誌を買ったと言う感じではありません。

 だったら、何で買うの?と聞かれたら

 アマチュアだから・・・
 面白いものがあるかも?・・・
 新しいことで知らないことあるかも?
 基本技術の覚えなおし(基本わすしれるし・・)
 知っている人がでてるかも?・・・
 市販品より安いくて簡単に作れる製作記事・・・
 市販品には無い性能の製作記事・・・

 おそらく、これらを期待して買っていると思います。
 これらの何個かが消えていくと買わなくなるのかもしれません。

 僕にとってのCQ誌みたいな本は面白い?面白くない?で分けるとややこしくなるのですが・・・・・

 機械の説明の本は僕から見るとメーカの宣伝の一環に受け取られる様に思うので安易に
#つまらんカタログ本
 と書いてしまったのです。

 その本を作っている人は真剣に作っていると言うのは分かっているのですが機械の説明の本の著者が出版社・メーカ・機械に見えてしまいました。
 7J3AOZさん、その点よろしくね!

 記事が難しいと 面白い?
 記事が簡単だと 面白い?

 アマチュア無線の本には両方が必要と思っています。
 一応、読んでいる人はアマチュアと思わないといけないのですがだからと言って

 「簡単なことを難しく書いたり」
 「難しいことをいい加減に簡単に書いたり」
 「間違ったことを正しい事のように書いたり」
 「アマチュアだからいいだろう」

等は書いてはいけないと思っています。
 とても、難しい技術で実験の上の過ちでたまたま間違った結果が出たというのは仕方が無いと思いますが簡単な初心者向けの記事で気になるところが多くあります。

 もちろん、アマチュア無線は電子技術・運用技術・パソコン操作技術等の大まかな技術が必要で中でまた細分化できるのですが全ての分野で初歩のアマチュア無線が必要と思っています。

 何でも最初が重要です。
 例えば取り合えず無線の免許は取ったのだけど少しラジオでも作ってみたいと思ったとしますね。

 その時、半導体ラジオと真空管ラジオのどちらをススメますか?
 この例は極端ですので初心者も間違いに気づくかもしれませんが?
 少し難しいことになると本の言いなりOMの言いなりになるのです。
 だから「初心者向けの記事」は大切なのです。

 また、「上級者向けの記事」も大切です。難しいことを誰でも出来ますと書くと初心者は信じきってとんでもない結果に終わることがあります。
 本当に痛い目に会うことがあるので気をつける必要があります。
 甘い言葉に騙されるなと言う事でしょうか・・・・・

 良い本を作るのは良い編集者(出版者の人)が必要と思いますがそれよりまして良い書き手が必要なのでしょう。

 「初心者向けの記事」だからFNXでも書けるやろう!
 これが大間違いなのです。

 「上級者向けの記事」は上級者が読みますので少々の間違いは読者が判断しますし間違いを正します。
 初心者はこれが出来ないのです。

 パソコン関連の記事も多くなりましたがアプリケーションのマニュアルの代わりなのか?アプリ紹介?アプリ裏技?パソコンの使い方を教えたいのか?
 もうそろそろCQ誌としての方針が大切でしょう。

 「アプリケーションのマニュアル」はパソコン初心者用にパソコンの使い方を含めた単行本をアップデートのたびに出すべきと思いますが・・・・

 いずれにしても、かなり理解できている書き手でないと「初心者向けの記事」は書けないと思っています。

 T鬼に
>他人に説明できる度合いは、理解度の二乗に比例します。
>例えば40%の理解度であれば、説明できる度合いは16%、、、
>80%でも64%、90%でようやく81%、、、
 と言うお言葉を以前頂きましたが僕もその割合と理解しています。

 だから、「初心者向けの記事」を増やすことは大切だけど、ただ、初心者向けと看板を付けただけでは意味が無いと思っています。

 昔は沢山いた良い書き手は何処へ行ったのでしょう。
 良い書き手は
 分野がちがっても皆同じ事を言います。
 「チャント書いてもチャント読んでチャントした反応が無いしへんな反応ばっかりだからからバカバカしい」
 なぜ?良い書き手がこの様な事を言い出したのか?それも口を合わせたように?み・ん・な・・・

 読者・編集者・出版社・書き手
 どちらに責任があるのかわかりません。

 まぁ僕は

 アマチュアだから・・・
 面白いものがあるかも?・・・
 新しいことで知らないことあるかも?
 基本技術の覚えなおし(基本わすしれるし・・)
 知っている人がでてるかも?・・・
 市販品より安いくて簡単に作れる製作記事・・・
 市販品には無い性能の製作記事・・・

 を期待してCQ誌を待ち続けるでしょう。
 アマチュア無線家だから・・・・・・・・・・

 de JA5FNX

コメント:Re: Olivia

田村さん、こんばんは。

Oliviaは、超美形ですよネ!

ところで、最近の命名はなかなか凝っていて、
Oliviaの向こうを張ってという訳でもないでしょうが、
Dominoなどと言うのもあります(います?)
時々、OliviaとDominoでは、どっちの出来が良いか?
などと言う話題でにぎわいます。hi hi

ハイエンドの話は難しいですね。
HFのデジタルモードに限れば、QSTの1月号から
始まった、Eclectic Technologyの初回で
取り上げられた、ALE(Automatic Link
Establishment)、Chip64、SoftRock
の三つが最先端のテーマかもしれません。
が、残念なことに「599 TU」の世界には
あまり関係ないですね。hi

Olivia,Domino,Chipにひとしきり
ご挨拶してみようということでしたら。
Multipskがお薦めです。
http://f6cte.free.fr/index_anglais.htm

コメント:Re: Olivia

AOZさん、ありがとう
 そうくると思いました。
 もちろん、AOZさんのお友達の事ではないのです。
 気を使わせてごめんなさい。
 これに関してはもう一度書きますね。

de JA5FNX