AOZさんに
コメントを頂いたので少し書いてみます。
僕がCQ誌を毎月買うようになったのは1966年6月号からです。
12歳でした。(確かトラ技も同じ頃で同じ様な流れです。)
OMでもないYMでもない半端な経験の持ち主です。
面白いから買うようになったのではなくて解らないから買うようになりました。
それまでは子供の科学を読んでいましたがアマチュア無線の免許を取って運用するためにはCQ誌が理解出来る様にならないとダメだと思っていました。
SWLは少し前からやっていましたのでお空で聞いた事のあるコールをCQ誌で見たり製作記事の筆者がお空で改良や自慢話を良くしていてとても親近感がありました。
でも、中に書いてある技術的な内容はまったくと言って良い位わかりませんでした。
何と無く不思議ですがそれらを何回も何回も読んで(まるでバカみたいに・・・バカですけど・・・・)簡単なことから真似をして作ったり壊したりしている内に普通のことは解る様になりました。
以前も少し書きましたが少々前までは何月号のCQ誌の何ページにあの記事があると言っていました。
それ位、繰り返し繰り返し読んだだけですね。バカみたいにね。
免許を取ったのは1970年でした。狂ったように出ていました。
これが僕とCQ誌の最初の出会いです。
今は自分のお金で買う時と頂く時があるのですが、小さい時からの悪い癖で毎月CQ誌が来るのをまだかなーーと待つと言う習慣になっているようです。
そこで、
CQ誌は面白いから読んでいるの?
その答えは いいえ です。
お金を出して買う本がそう言う買い方ではいけないと言うのは解っているのですが・・・・・・・
昔からずーーーーと、面白いからCQ誌を買ったと言う感じではありません。
だったら、何で買うの?と聞かれたら
アマチュアだから・・・
面白いものがあるかも?・・・
新しいことで知らないことあるかも?
基本技術の覚えなおし(基本わすしれるし・・)
知っている人がでてるかも?・・・
市販品より安いくて簡単に作れる製作記事・・・
市販品には無い性能の製作記事・・・
おそらく、これらを期待して買っていると思います。
これらの何個かが消えていくと買わなくなるのかもしれません。
僕にとってのCQ誌みたいな本は面白い?面白くない?で分けるとややこしくなるのですが・・・・・
機械の説明の本は僕から見るとメーカの宣伝の一環に受け取られる様に思うので安易に
#つまらんカタログ本
と書いてしまったのです。
その本を作っている人は真剣に作っていると言うのは分かっているのですが機械の説明の本の著者が出版社・メーカ・機械に見えてしまいました。
7J3AOZさん、その点よろしくね!
記事が難しいと 面白い?
記事が簡単だと 面白い?
アマチュア無線の本には両方が必要と思っています。
一応、読んでいる人はアマチュアと思わないといけないのですがだからと言って
「簡単なことを難しく書いたり」
「難しいことをいい加減に簡単に書いたり」
「間違ったことを正しい事のように書いたり」
「アマチュアだからいいだろう」
等は書いてはいけないと思っています。
とても、難しい技術で実験の上の過ちでたまたま間違った結果が出たというのは仕方が無いと思いますが簡単な初心者向けの記事で気になるところが多くあります。
もちろん、アマチュア無線は電子技術・運用技術・パソコン操作技術等の大まかな技術が必要で中でまた細分化できるのですが全ての分野で初歩のアマチュア無線が必要と思っています。
何でも最初が重要です。
例えば取り合えず無線の免許は取ったのだけど少しラジオでも作ってみたいと思ったとしますね。
その時、半導体ラジオと真空管ラジオのどちらをススメますか?
この例は極端ですので初心者も間違いに気づくかもしれませんが?
少し難しいことになると本の言いなりOMの言いなりになるのです。
だから「初心者向けの記事」は大切なのです。
また、「上級者向けの記事」も大切です。難しいことを誰でも出来ますと書くと初心者は信じきってとんでもない結果に終わることがあります。
本当に痛い目に会うことがあるので気をつける必要があります。
甘い言葉に騙されるなと言う事でしょうか・・・・・
良い本を作るのは良い編集者(出版者の人)が必要と思いますがそれよりまして良い書き手が必要なのでしょう。
「初心者向けの記事」だからFNXでも書けるやろう!
これが大間違いなのです。
「上級者向けの記事」は上級者が読みますので少々の間違いは読者が判断しますし間違いを正します。
初心者はこれが出来ないのです。
パソコン関連の記事も多くなりましたがアプリケーションのマニュアルの代わりなのか?アプリ紹介?アプリ裏技?パソコンの使い方を教えたいのか?
もうそろそろCQ誌としての方針が大切でしょう。
「アプリケーションのマニュアル」はパソコン初心者用にパソコンの使い方を含めた単行本をアップデートのたびに出すべきと思いますが・・・・
いずれにしても、かなり理解できている書き手でないと「初心者向けの記事」は書けないと思っています。
T鬼に
>他人に説明できる度合いは、理解度の二乗に比例します。
>例えば40%の理解度であれば、説明できる度合いは16%、、、
>80%でも64%、90%でようやく81%、、、
と言うお言葉を以前頂きましたが僕もその割合と理解しています。
だから、「初心者向けの記事」を増やすことは大切だけど、ただ、初心者向けと看板を付けただけでは意味が無いと思っています。
昔は沢山いた良い書き手は何処へ行ったのでしょう。
良い書き手は
分野がちがっても皆同じ事を言います。
「チャント書いてもチャント読んでチャントした反応が無いしへんな反応ばっかりだからからバカバカしい」
なぜ?良い書き手がこの様な事を言い出したのか?それも口を合わせたように?み・ん・な・・・
読者・編集者・出版社・書き手
どちらに責任があるのかわかりません。
まぁ僕は
アマチュアだから・・・
面白いものがあるかも?・・・
新しいことで知らないことあるかも?
基本技術の覚えなおし(基本わすしれるし・・)
知っている人がでてるかも?・・・
市販品より安いくて簡単に作れる製作記事・・・
市販品には無い性能の製作記事・・・
を期待してCQ誌を待ち続けるでしょう。
アマチュア無線家だから・・・・・・・・・・
de JA5FNX