こんにちは、田村です。
二十五年以上前のお話です。 以前のQTHでの事です。 超スーパーローカルにJA5BAPさんが居られました。 どれくらい近くかと言いますとアンプIがバンバン出るくらいの距離です。 BAPさんには毎日毎日朝までQSOしていただき色々な事を教えていただきました。 だから、BAPさんが出て混変調でバンドが使い物にならなくても特に問題はありませんでした。 しかし、BAPさんが出ても影響を受けない受信機を作ってみたいと思い立ったのです。 BAPさんの電波の質は結構良かったので一丁受信機をという気になりました。 知らん振りして、大好きなCQコンテストいや、CQコンセント?!をしたかったというのも事実です。 いざ受信機を作るといっても田舎町の貧乏無銭家ですので何のケースに組もうか、から始まって部品探しを始めました。 ケースはFR-50Bがあったのでそれに決めました。 まぁ、回路も部品も何もかにも行き当たりばったり、そんな状態で作り始めました。 まず、80mシングルバンド、シングルスーパー、さて、その次は。。。。アンテナからLC三段のバンドパス、結合のCを少なくして数DBdBのロスは覚悟で通過帯域を優先したつもり・・・その当時の場所はNHKラジオのこれまたスーパーローカルで第一と第二が送信所側で混変調を起して3520KHz位に強力に現れる現象がありこれからも逃げたかったのであります。。。。。でも・・・・あくまでもつもりでしたけど。。。。 その後ダイレクトにミクサーへミクサーは12BY7Aを使いました。 もちろん、これは、受信機のミクサーです。 アンテナにムギ球を繋ぐと灯る環境を目にしていましたから・・・・・。 たしか、プレート電流は25mA位流していました。 関係ないのですが当時使っていた形が無い位改造したTS-510Dは電波の質向上のためドライバーが12BY7AX2になっていました。 さて、一段目のIFフィルターは国際電気のMF-455-10CKを使いました。 IFAMPは6BA6とか何でも似たようなものでした。 最終的には6EJ7を使っていましたが。 もちろん、AGC特性は球によって個性がありました。 二段目のIFフィルターも国際電気のMF-455-10CKを使いました。 10CK一段では帯域外減衰量が気に入らなかったので二段にしました。 検波は6BE6だったかな・・・そいらはFR-50Bそのものだったと思います。 もちろん、局発レベル、BFOレベル、バッファ付増幅形AGCにオーディオ等大改造していました。 VFOは1回転5KHzの超スプレッドでした。 何日か後、音が出るようになってアンテナを繋いで見ました。 とにかく、一番最初に思ったのはバンドが静か昔の3.5は今の3.5とちがって強力な局がいっぱい出ていましたので・・・・・BAPさんが出ても5KHz離れると何も分からない目的が達成できましたし、コンテストでも快適な受信が出来ました。その後、コンテスト時期になると40m用に改造され活躍しました。 近いうちに今度は半導体で作ってみたいと思っています。