Red Pitayaで検索をして
JF2IWL長倉OMのブログが出てきて、すごいなぁいいなぁと読んでいたら偶然にもJA5FNXのリンクがあってびっくりしました。
さらに読んでいたらパソコンが漏電という記事がありました。
パソコンのアースから50Vの電圧が出ていると言うことなのですが
確かに故障、設計不良等でもこの現象は出ますが正しく設計された機器でも電圧が発生することがあります。
と言いますか少し前の機械ではほとんど最近のものでも結構たくさんこの電圧は発生します。
TI ホーム > 電源IC > 電源IC 選択のヒント集
http://www.tij.co.jp/lsds/ti_ja/analog/powermanagement/hints/power_sel_hint51.page
詳しくは上記ホームページを呼んでいただくのがよいのですが
一般的なパソコン無線機等のAC入力回路です。
ACラインフィルタの両端から同じ容量のコンデンサ二本でアース(アースと言ってもフレーム・グラウンドパソコン無線機等の筐体とアース端子)につながっています。
同容量というのが味噌で同容量なので入力電圧の2分の一で50Vになるわけです。
これが80Vや20Vだと故障の可能性が大きくなります。
昔の機械だと0.1マイクロ位がついているのがあるので50Hzで約30kオームですから人間やテスタはメグオームあるのでもろ感じます。
近年では0.001マイクロ位がついたものやコモンモードノイズ除去のみ行い半導体機器への漏電影響を考慮してアースへのコンデンサを除外したものも多くあります。
といった感じでこういった機器が数多くあると漏れ電流が大きくなって無線局だと十台~二十台はあると思うので強烈な電気ショックを味会うことがあるわけです。
最近ではACアダプタの機器が多くなったり外部電源の機器が多くなったので報告が少なくなったような気がします。
最後に
最近ではコモンモードフィルタの普及により高周波に対するアースの重要性が見えなくなる危惧があります。
高周波に対するアースの重要性は置いておいて
どんなに長くてもアースは必要なものなんです。
命を守るためアースは必要なのです。
たとえばリニアアンプ等の高圧電源が入っている機器のトランスが絶縁不良をおこしてアースに高圧が漏れるととてもとても恐ろしいことが起きます。
田村文史郎/JA5FNX