WSJTを使いだして
結構長くなるんだけどいくらやっても通常伝搬でのJTは興味が薄い今日この頃です。
でも、今がHFデジタル通信の旬の様なので色々遊んでいる。
HF-WSJTな人たちがとんでもない風潮を流す人たちがいるのがちょい悲しい。
WSJTはQRPでやるもの (大嘘)
WSJTをQROでやると迷惑をかける (大嘘)
WSJTの送信でALCメータを振らすと電波が汚くなる (大嘘)
WSJTでフリーメッセージを使う (フリーメッセージを使うと何倍もパワーがいるけどいいの?) (使わないのが基本)
最近始めた人たちが勝手な事を書いたり言ったりまぁいいけど、あくまでもWSJTは500Wと言うQRPな(わかってください。500WはQRPなのです。)EMEの世界で少しでも小さなアンテナでQSO出来るように考えられたものだと言う事を忘れないでほしい。
さて、本題へ行きましょう。
JTとかPSKとかデジタルな電波形式は3kHzのSSB帯域より極めて狭いにもかかわらずSSBフィルタを使って受信しているときが多いと思います。
RTTYな世界ではRTTY用のフィルタで受信されている方が多いと思います。
一般的にSSBフィルタは2kHz強の帯域が有りますのでJTだと10局以上の信号が復調用のアプリケーションに入力されて一度に解読されて表示されますよね。
それはそれで便利で楽しいのですが同じくらいの強さの信号が沢山並んで受信されるのは問題ないのですが(弱くても強くてもね。)S9の信号が9局とイースポで強力なS9+40dBの信号が1局、綺麗に並んで受信された場合、受信機のAGCの作用でS9の信号が9局の信号は大まかにいうとS9から-40dB下がることになります。
S1個は3dB位でしょうか?-40dB下がると言う事は大変なことになります。
ちょっと、大げさに表現するとS9の信号はかすかに聞こえる程度になるでしょう。
今流の短絡的な表現をするとS9+40dBの信号が悪い、もっとQRPにしないのがいけないとんでもない局だと・・・・・・・・・・・・。
これは自分の受信機で起きていることだと言う事わかる必要があります。
従来からある解決策としては「適切な帯域のフィルターを入れる」でしょうか?
これは2つの欠点があります。
一つは多重解読が出来なくなる一度にたくさんの解読が出来なくなると言う事です。
もう一つはデジタル解読復調する場合にデジタル信号に狭帯域フィルタを通すと解読復調率が悪くなる恐れがあると言う事です。
JTの場合、HFではあまり気にならないかもしれませんが-27dBが解読復調出来ていたのに-25dBまでしか解読復調できなくなったと言う様な現象が出ます。
原因はフィルタの遅延歪や位相歪だと言われています。
それらの問題を解決するにはJTの場合だけになりますがSDRな受信機とMAP65を使って解決できると思っています。
と言う事で昨晩より実験を行っています。
今までも感じでは大変良い感じです。
設備はFNX-PANと同じシステムで出来ますから皆さんFNX-PANに注目してください。
今回はスクリーンショットを見てください。
田村文史郎/JA5FNX