今回はtapを出す場所を決定してみましょう。
tapしたい周波数の確認
第一IFの例
IC-706 第一IF 69.0115MHz
IC-7000 第一IF 124.4870MHz
TS-690 第一IF 73.0500MHz
一般的に第一中間周波数の周波数は説明書の定格に記載されています。
IC-706
tap場所の回路図 PC1=ルーフィングフィルタ前 PC2=ルーフィングフィルタ後
プリント基板 PP1=ルーフィングフィルタ前 PP2=ルーフィングフィルタ後
プリント基板上のtapの場所 tapコンデンサ1PF~10PF 現用7PF
tapの外部への引き出し場所
IC-7000
tap場所の回路図 PC1=ルーフィングフィルタ前 PC2=ルーフィングフィルタ後
プリント基板 PP1=ルーフィングフィルタ前 PP2=ルーフィングフィルタ後
プリント基板上のtapの場所 tapコンデンサ1PF~10PF 現用4PF
tapの外部への引き出し場所
TS-690
tap場所の回路図 TP1=ルーフィングフィルタ前 TP2=ルーフィングフィルタ後
プリント基板上のtapの場所 tapコンデンサ1PF~10PF 現用3PF
Photo by JH5AKH
tap引き出しに使用する同軸ケーブルはR820Tドングルに付いていたアンテナの同軸ケーブルを使用しました。
IC-7000の外部への引き出しは同軸がへしゃげて短絡しそうですがもし短絡しても壊れません!
所で以前書きました「FNX-PAN:R820Tドングルのドライバーインストールと試験」はお済になりましたでしょうか?
次回は実際のSDRを測定器代わりに使ってtapポイントの最終決定とレベル設定を行いたいと思います。
田村文史郎/JA5FNX